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事象
試行に対する結果の集合のことを事象と呼ぶ。 また,試行に対する一つ一つの結果を根本事象または標本点と呼ぶ。
何らかのアクションとその結果の集まりを事象と呼びます。ポイントは,集合として定義されている点です。よくある誤解は「サイコロを投げる」ことを事象としてしまうことです。サイコロを投げることはアクションでしかなく,その結果である「5の目が出た」という事実の集まりが事象と呼ばれています。
補足
事象には以下のような種類があります。
全事象 | 結果全体の集合 |
空事象 | 標本点をもたない空集合 |
$A$の余事象$A^{c}$ | $A$が起きないという事象 |
$A$と$B$の和事象$A\cup B$ | $A$または$B$が起きるという事象 |
$A$と$B$の積事象$A\cap B$ | $A$かつ$B$が起きるという事象 |
$A$と$B$が排反 | $A\cap B=\phi$であること |
参考文献
本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。
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