本記事は「これなら分かる!はじめての数理統計学」シリーズに含まれます。
不適切な内容があれば,記事下のコメント欄またはお問い合わせフォームよりご連絡下さい。
目次
排反
事象$A$と事象$B$に対して,
\begin{align}
A\cap B &= \phi
\end{align}
A\cap B &= \phi
\end{align}
が成り立つとき,$A$と$B$は排反であるという。
「お互いがお互いを影響し合わない」を数学的に記述したものです。共通部分が空集合であることを排反と呼びます。同時に起こる事象が存在しないので,お互いに影響を与えないということです。2つ以上の$n$個の事象に対しては,その中の任意の$m$個の事象に対して上記定義式が成立するときに,$n$個の事象は排反であるとします。
参考文献
本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。
コメント
コメント一覧 (2件)
すばらしい解説ドキュメントの提供、ありがとうございます。
P(A∩B)=∅については、A∩B=∅ではないでしょうか。
kagiya00さま
ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですので本文を修正しました。