【徹底解説】本書の使い方と皆さまへのお願い

本記事は「これなら分かる!はじめての数理統計学」シリーズに含まれます。

不適切な内容があれば,記事下のコメント欄またはお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

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対象読者

本書の読者としては,大学の学部生を想定しています。既に統計学を専門に学ばれている方や,よりエキスパートな内容を求められている方のニーズにはお応えできません。あくまでも,大学教養レベルの数学(線形代数と微分積分の基本的な知識)を身につけたうえで,統計学を学んでみようと考えている人をターゲットにしております。

本書の構成

本シリーズは,以下の章で構成されています。

  1. はじめに
  2. 確率と確率変数
  3. 確率分布
  4. 統計的推定
  5. 仮説検定
  6. データ解析
  7. 応用手法
  8. 演習問題
  9. 付録

本書は単発の記事の寄せ集めではなく,統計学をある程度体系づけたうえで各論に落とし込むという構成にしていますので,読者の皆さまが迷子になりにくい内容になっています。具体的には,各章の冒頭に「○○を俯瞰する」という節を設けています。ただでさえトップダウンで教え込まれることが多い統計学では,自分が今何を学ぼうとしているのかを意識することが難しいです。もし「あれ自分いま何やってるんだっけ?」と迷子になってしまった方は,ぜひ章の冒頭に戻って改めて全体像を把握するようにしてください。

お願い

本書は当初電子書籍にて販売する予定でした。しかし,皆さんがいつでもどこでも参照することができるように,Webメディア「Academaid」上の一区画に本書を設置することを決めました。ネット上でコンテンツを公開することで,誤字脱字や誤植をすぐに修正することができるという利点があります。

読者の皆さまには,もし不適切な箇所を見つけた際には,記事下のコメント欄もしくはお問い合わせフォームよりご報告していただけますと非常に助かります。それだけでなく,「もっとこうした方が良い」「これについての説明が欲しい」などといったご要望も大歓迎です。本書は,私が一人で作り上げていくコンテンツではなく,読者の皆さまのフィードバックを受けながら日々改良されていくコンテンツを目指しています。

一人でも多くの方に快適にコンテンツを届けるため,Google広告は一切付けておりません。一方で,参考書の紹介においてはAmazonアソシエイトプログラムや楽天アフィリエイトを利用させていただきます。リンクの導線が変わるだけで,読者の皆さまの快適性には影響を与えないと判断したからです。これらのリンクを利用することで,皆さまは何も不利益を被ることはありませんので,何卒ご容赦下さい。

SNSや個人ブログでの引用は自由にしていただいて構いませんが,弊サイトのリンクを明示してください。一方で,セミナーや公的な発表において引用される場合はご相談いただきますようお願い致します。個人ブログやWebメディアで本書を剽窃することは禁止します。

それでは,一緒に楽しんで統計学を学んでいきましょう。

参考文献

本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 数理統計学初学者です。非常に勉強になっております。
    竹村先生や久保川先生の書籍、日本統計学会のテキストをガイドに独学中です。
    数式の展開で躓いた時にこちらを参考にさせていただいております。

    初心者からのご指摘どうかご容赦下さい(トンチンカンなことを申し上げているかも知れません)。

    まず2.2.27 多変量正規分布の標準化の式(2)ですが

    左辺 X= は Z= でしょうか。

    また3.4.5 多変量正規分布の式(17)(18)の変数変換ですが

    (17)は Z=h1(X,Y)=A-1(X-μ)
    (18)は Y=h2(X,Y)=Y      
    (それぞれ(X,Y)→(Z,Y)という変数変換を明示するため第1項を追加させていただきました)

    以上より式(19)のヤコビアンですが
    δh1(X,Y)/δX δh1(X,Y)/δY
    δh2(X,Y)/δX δh2(X,Y)/δY
    となるかと思われますがいかがでしょうか。

    • 数理統計初学者さま

      ご質問ありがとうございます。
      とてもよく勉強されていますね。

      >2.2.27 多変量正規分布の標準化の式(2)
      ご指摘の通りです。
      本文を修正しました。

      >3.4.5 多変量正規分布の式(17)(18)の変数変換
      こちらは記載が分かりにくかったですね。
      本文の記載を変えてみました。

      今後ですが,それぞれの記事のコメント欄で質問いただけると助かります。
      他の読者のサポートにも繋がるためです。
      何卒ご協力をお願いします。

  • Y=YのところもW=Yと変更していただいたようですね。
    また式'(17)でまとめていただき、より理解が深まりました。
    変数変換 (X, Y) → (Z, W) ということですね。

    ありがとうございました。
    以下記事のコメント欄に入力させていただきます。

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