【徹底解説】リスク関数の定義

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リスク関数

損失関数$L(\theta,\delta(X))$の$\theta$に関する期待値$E_{\theta}[L(\theta,\delta(\theta))]$をリスク関数といい,$R(\theta,\delta)$と表す。ただし,$\theta$をパラメータ,$X$を確率変数,$\delta(X)$を決定関数とする。また,一般にある関数$f$の$\theta$に関する期待値$E_{\theta}[f]$をリスク関数とよぶこともある。

「平均的に損失が少ない」決定を行うための基準がリスク関数です。また,必ずしも平均的な損失が少ないことが善とされる訳ではないことに注意してください。ある特定の状況における損失を重要視する場合などに,何も考えずリスク関数に基づく決定を行うのは愚策だといえます。

参考文献

本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。

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