【徹底解説】帰無仮説と対立仮説の定義

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帰無仮説・対立仮説

母数空間$\Theta$が互いに排反な二つの部分集合$\Theta_{0},\Theta_{1}$の和集合で表されるとする。未知パラメータ$\theta$が$\Theta_{0}$に属しているとする仮説を帰無仮説といい,$H_{0}:\theta\in\Theta_{0}$と表す。逆に,$\theta$が$\Theta_{1}$に属しているとする仮説を対立仮説といい,$H_{1}:\theta\in\Theta_{1}$と表す。ただし,

\begin{align}
\Theta=\Theta_{0}\cap\Theta_{1},\quad\Theta_{0}\cup\Theta_{1}=\emptyset
\end{align}

が成り立つ前提であることに注意する。

帰無仮説と対立仮説を考える土台は「母数空間が排反な二つの部分集合に分けられている」ことです。

参考文献

本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。

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