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目次
棄却域と受容域
検定関数$\delta(x)$に対し,
\begin{align}
A &= \left\{x\mid\delta(x)=0\right\}\\[0.7em]
R &= \left\{x\mid\delta(x)=1\right\}\\[0.7em]
\end{align}
A &= \left\{x\mid\delta(x)=0\right\}\\[0.7em]
R &= \left\{x\mid\delta(x)=1\right\}\\[0.7em]
\end{align}
とおく。ただし,$\delta(x)$は$D=\{0,1\}$を値域とする二値関数であることから,$R=A^{C}$となる。このとき,標本空間$\scrX$は
\begin{align}
\scrX &= A\cup R
\end{align}
\scrX &= A\cup R
\end{align}
と分解される。このときの$A$を受容域,$R$を棄却域という。
$D=\{0,1\}$を値域とする検定関数を与えると受容域と棄却域が一対一に定まるため,検定関数を扱うことと受容域・棄却域を扱うことは本質的には同じです。
参考文献
本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。
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