【徹底解説】デーデキントの公理

本記事は数学の徹底解説シリーズに含まれます。

初学者の分かりやすさを優先するため,多少正確でない表現が混在することがあります。もし致命的な間違いがあればご指摘いただけると助かります。

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デーデキントの公理

全順序集合$K$の任意の切断$\langle A,B\rangle$に対し,論理的に次の四つの場合が考えられる。

  1. $A$の最大元は存在せず,$B$の最小元$b$が存在する
  2. $A$に最大元$a$があり,$B$の最小元は存在しない
  3. $A$の最大元,$B$の最小元は共に存在しない
  4. $A$の最大元$a$,$B$の最小元$b$は共に存在する

特に$K$が順序体ならば,$\langle A,B\rangle$は1.と2.の形に限る。

連続性の公理の同値な条件の一つです。

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