【徹底解説】ガンマ関数の代表的な値

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ガンマ関数の代表的な値

ガンマ関数Γ()に対し,

(1)Γ(1)=1(2)Γ(12)=π

が成り立つ。

ガンマ関数の階乗としての性質を利用する際によく利用されます。

証明

ガンマ関数Γ(n)n=1を代入します。

(3)Γ(1)=0etdt(4)=[et]0(5)=1

同様に,Γ(n)n=1/2を代入します。

(6)Γ(12)=0t1/2etdt

ここで,t1/2=sと置くと,

(7)Γ(12)=0s1es2(2sds)(8)=20es2ds(9)=2π2(10)=π

となります。ただし,式(8)から式(9)はガウス積分を利用しました。

参考文献

本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。

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