【徹底解説】素数に対するオイラー関数

本記事は数学の徹底解説シリーズに含まれます。

初学者の分かりやすさを優先するため,多少正確でない表現が混在することがあります。もし致命的な間違いがあればご指摘いただけると助かります。

目次

素数に対するオイラー関数

素数$p$に対しては,

\begin{align}
\varphi(p) = p-1,\quad
\varphi(p^{e}) = p^{e}-p^{e-1}
\end{align}

が成り立つ。

証明

素数の定義より$p$と互いに素となる数は$p{-}1$個となるため,$\varphi(p){=}p{-}1$となります。また,$p^{e}$と互いに素でない数は$p$の倍数と一致します。$1,\ldots,p^{e}$のうち$p$の倍数は$p^{e}/p{=}p^{e-1}$個存在することに注意すれば,$\varphi(p^{e}){=}p^{e}{-}p^{e-1}$と表されます。

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