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完備統計量
統計量$T(X)$のうち,期待値が恒等的に$0$となるものは定数$0$のみであるとき,$T(X)$は完備であるという。すなわち,任意の関数$T(X)$と任意の$\theta$に対し
\begin{align}
E_{\theta}[g(T)] &= 0
\end{align}
E_{\theta}[g(T)] &= 0
\end{align}
ならば,$g(T)=0$が成り立つとき,$T$は完備であるという。
例えば十分統計量が完備であるときは,完備十分統計量といいます。
参考文献
本稿の執筆にあたり参考にした文献は,以下でリストアップしております。
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