【IPA対策】サブドメイン委譲を行うための最小設定

本稿ではIPA試験で必要とされる知識をまとめます。

目次

サブドメイン委譲を行うための最小設定

example.jpからsub.example.jpにサブドメインの移譲を行うための設定は下記のようになります。

example.jp.INSOA(割愛)
sub.example.jp.INNSns1.sub.example.jp.
ns1.sub.example.jp.INAXX.XX.XX.XX
example.jpゾーン
sub.example.jp.INSOA(割愛)
sub.example.jp.INNSns1.sub.example.jp.
ns1.sub.example.jp.INAXX.XX.XX.XX
sub.example.jpゾーン

親のゾーンファイルにNSレコードとAレコードの両方を設定する必要がある点に注意しましょう。子のゾーンファイルには自分自身をネームサーバとするNSレコードとそのAレコードを両方設定します。結果として,親にも子にも同じような二つのレコードが登録されることになります。この二つのレコードが親と子で齟齬がある場合には,名前解決が正常に行われなくなってしまいます。

ゾーンファイルの省略記法を用いると下記のようになります。

@INSOA(割愛)
sub.example.jp.INNSns1.sub.example.jp.
ns1.sub.example.jp.INAXX.XX.XX.XX
example.jpゾーン
@INSOA(割愛)
@INNSns1.sub.example.jp.
ns1INAXX.XX.XX.XX
sub.example.jpゾーン

sub.example.jpのネームサーバが委譲先にない場合は下記のようになります。

example.jp.INSOA(割愛)
sub.example.jp.INNSns1.example.jp.
ns1.example.jp.INAYY.YY.YY.YY
example.jpゾーン
sub.example.jp.INSOA(割愛)
sub.example.jp.INNSns1.example.jp.
sub.example.jpゾーン

sub.example.jpゾーンにはAレコードは書かずにexample.jpゾーンのAレコードで担保します。

シェアはこちらからお願いします!

コメント

コメントする

※ Please enter your comments in Japanese to distinguish from spam.

目次