【IPA対策】QUICとHTTP/3の違い

本稿ではIPA試験で必要とされる知識をまとめます。

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QUICとHTTP/3の違い

QUICとHTTP/3の違いは下図の通りです。

QUICとHTTP/3の違い(日経XTECH「HTTP/3 登場」参照)

詳細

QUICには「Google版QUIC」と「IETF版QUIC」の二種類があります。そもそもHTTPプロトコルはTCPベースで改良を続けてきましたが,TCPの仕様上これ以上の改善が難しい状況にありました。そこでGoogleは,TCPと同等の信頼性を担保しながらTCPの問題を解決するQUICというプロトコルを開発しました。トランスポート層にはTCPの代わりにUDPを採用し,互換性を保つためにHTTP/2のAPIを利用しています。

GoogleはQUICを世に浸透させるため,2015年6月にIETFドラフトを提出しました。これによりIETF版QUICの策定が進められました。HTTP/2を利用しているためGoogle版QUICはWeb向けのプロトコルですが,IETF版のQUICではUDPと組み合わせることでTCPを代替し,HTTP以外の用途でも利用できるように拡張を目指しました。そのため,HTTP向けのIETF版QUICの実態はHTTP over QUICです。しかし,Google版QUICとIETF版QUICが混同されやすいという背景から,IETFのメーリングリストでHTTP/3という名称が提案されました。これにより,HTTP over QUICがHTTP/3と呼ばれるようになったのです。

QUICは当初Quick UDP Internet Connectionsの略称でしたが,今では略称扱いされていません。また,Google版QUICはgQUIC,IETF版QUICはiQUICと区別することもあります。

参考

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