【IPA対策】前方誤り訂正と後方誤り訂正の違い

本稿ではIPA試験で必要とされる知識をまとめます。

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前方誤り訂正と後方誤り訂正の違い

方式検知訂正
前方誤り訂正受信側受信側
後方誤り訂正受信側×(再送要求)
前方誤り訂正と後方誤り訂正の違い

前方誤り訂正と後方誤り訂正は,誤りを訂正するための主体が異なります。前方誤り訂正では再送を行わず,受信側でビット誤りを回復します。リアルタイム性を重視する通信で利用され,ハミング符号が代表的な符号化方式です。後方誤り訂正では受信側が誤りを検知し,送信側に対して自動再送要求を送ります。あくまでも誤りを検知して送信側が再度受信側にデータを再送するだけの仕組みであるため,前方誤り訂正と比べて伝送遅延が発生します。

補足

  • FEC:Forward Error Correctionの略称で,前方誤り訂正のことを指す
  • BEC:Backward Error Correctionの略称で,後方誤り訂正のことを指す
  • ARQ:Automatic Repeat reQuestの略称で,自動再送要求のことを指す
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