【DB入門】汎化階層とは

北川 博之著「データベースシステム(オーム社)」を参考に,データベースシステムの知識をまとめます。

汎化階層

親の実体の属性を引き継いで,子として独自の属性を持つ実体を考えます。これらの階層構造は汎化階層と呼ばれ,子の実体は親の実体を継承すると表現します。例えば,下記の実体関連図において学生の階層構造を考えます。

例として考える実体関連図

学生を親として,TAという新たな実体を汎化階層で定義します。TAという実体には,学生のもつ属性に加えて他の属性をもたせることができます。具体的には,「経験年数」や「内線番号」といったような属性をもたせることができます。

汎化階層によるTAの定義

ある実体集合からより一般化された実体を導く過程は「汎化」と呼ばれ,逆に特殊化された実体集合を導く過程は「専化」と呼ばれます。

参考文献

オーム社
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