【IPA対策】PPPにおけるLCPとNCP

本稿ではIPA試験で必要とされる知識をまとめます。

目次

PPPにおけるLCPとNCP

PPPにおけるLCPとNCPの構造化

PPPはデータリンク層で動作しますが,リンクの確立・切断・維持を行うLCPとネットワーク層とネゴシエーションを行うNCPに分けられます。LCPはPPP上で動作する認証プロトコルをPAPとCHAPのいずれかから設定します。NCPは上位層がIPのときはIPCP,IPXのときはIPXCP,AppleTalkのときはATALKCPと呼ばれます。例えば,IPCPではIPアドレスの設定やTCP/IPのヘッダを圧縮するかどうかを設定します。

PPPで利用されるプロトコルをまとめると下表のようになります。

フェーズプロトコル詳細
リンク確立LCP認証タイプやMRUなどを調整
認証PAP/CHAPチャレンジ値に基づく認証
ネットワーク層調整NCP IPアドレスやDNSサーバの情報を通知
リンク維持/終了LCP確立と同じプロトコルを利用
PPPで利用されるプロトコル

略称

  • LCP:Link Control Protocol
  • NCP:Network Control Protocol
  • PAP:Password Authentication Protocol
  • CHAP:Challenge Handshake Authentication Protocol
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